新人ピラティスインストラクターがメニュー作成で迷う3つの理由|月100本こなして気づいた“8割固定”の強さ

新人ピラティスインストラクター向け メニュー作成と8割固定の考え方 新人イントラの現場

この記事でわかること

  • 新人ピラティスインストラクターがメニュー迷子になる理由
  • パーソナルで一人で抱え込みやすい理由
  • 現役イントラがたどり着いた”8割固定”という考え方

レッスンより、メニューを考える時間の方がきつかった

新人時代、私はレッスンそのものより、メニューを考える時間の方がきつかった。

養成を出て、いざ現場。一番しんどかったのは、技術でも接客でもありませんでした。

「次のレッスン、何やろう…」

毎回メニューが決まらない。レッスンの直前までカルテを開いては、

「この人は骨盤が前傾してて、呼吸も浅くて…前回と同じワークでいいのかな」

そんなことをぐるぐる考えて、気づけば寝不足のまま出勤。

しかもパーソナルって、完全に一人。困った時に気軽に相談できる先輩が隣にいるわけでもない。

さらに追い打ちをかけるように、当日クライアントさんから「今日ちょっと腰が痛くて…」なんて言われる。せっかく時間をかけて考えたメニューが、一瞬で崩れる。

多い日は1日9本のパーソナルレッスン。
レッスンより「次の人、何やろう…」で頭がパンパンになる方がきつかった。

始めて2〜3ヶ月は、正直ずっとそんな状態でした。

もしこれを読んでいるあなたも似たような状態なら、まずこれだけ伝えたいです。

メニューが決まらないのは、センス不足じゃありません。

“型がないまま現場に出ているだけ”です。

新人時代の私に、一番言ってあげたかった言葉でもあります。

じゃあ、なぜこんなにメニュー迷子になるのか。現場で気づいた理由は、大きく3つありました。

理由① 観察はできても、メニューに変換できない

養成では、姿勢観察や動作確認はちゃんと習います。「骨盤の傾きを見る」「呼吸を確認する」ここまではできる。

でも問題は、その次。

「観察した結果、じゃあ何を入れるのか?」この変換ルールまでは、意外と教わらない。

たとえば、「腰椎の動きが少ないな」ここまでは気づける。でもそこから、「じゃあどのワークを入れる?」で止まる。

この空白があると、毎回ゼロから考えるしかなくなる。しかも真面目な人ほど、ちゃんと観察するから余計に詰まる。昔の私は、まさにここでずっと沼っていました。

理由② 全員、全部違うメニューにしなきゃと思い込んでいる

新人の頃、私はこう思っていました。「パーソナルなんだから、一人ひとり全部違って当たり前。」

  • 腰痛の人
  • 反り腰の人
  • 身体が硬い人

その人ごとに全部オーダーメイドしようとして、頭がパンクしていました。

でも現場を続けて気づいたのは、どのクライアントにも共通して必要な”土台”があること。

  • 呼吸の確認
  • 身体を起こすウォームアップ
  • 基本的な体幹の活性化

この辺は、ほぼ全員に必要。毎回全部変える必要なんて、なかったんです。変えるべきところと、変えなくていいところ。これが整理できるだけで、頭の負担はかなり減ります。

理由③ “できるイントラ”を誤解している

新人の頃、私は本気でこう思っていました。「毎回違うメニューを作れる人=すごいインストラクター」

なんとなく、引き出しが多い方がプロっぽく見えたんです。

でも現場を積み重ねて気づいたのは、逆でした。

上手い人ほど、土台がある。

毎回変えているように見えても、ベースの流れは大きく変わっていない。変えているのは、一部の微調整だけ。つまり、”引き出しが多い”んじゃなく、“使いこなせる型がある”ということでした。

月100本を超えて、やっと気づいた。”8割固定”の強さ

転機は、月100本を超えるレッスンに入るようになった頃。もう物理的に、毎回ゼロから考える時間がなくなりました。

その時、先輩インストラクターのカルテを見て気づいたことがあります。毎回、同じワークが入っていたんです。

最初は正直、「え、同じでいいの?」って思いました。でも実際にやってみたら、全然違った。

私はそこから、“8割固定、2割調整”という組み方に変えました。

変化したこと

  • 頭が圧倒的に楽になった
  • レッスン中、お客様を見る余裕ができた
  • カルテも早くなった
  • 前回との変化が見えやすくなった

型があると、やっと人が見えるようになる。これ、現場に出て初めてわかったことでした。

「じゃあ具体的にどう組むの?」

ここまで読んで、「8割固定はわかった。でも実際50分ってどう組むの?」そう思った人もいるかもしれません。

そこは、正直この記事だけでは書ききれません。

NOTE でまとめています

8割固定の考え方はわかった。
でも実際に現場で使うには、もう少し具体的なものが必要でした。

50分の時間配分、すぐ使えるテンプレ、観察からワーク選択への変換——そこまで落とし込んで初めて、頭が楽になりました。現場でそのまま使える形でnoteにまとめています。

  • 40〜50分レッスンの時間配分
  • そのまま使えるテンプレ3本(姿勢改善・体幹強化・下半身安定)
  • 観察→ワーク選択の変換ルール
  • “2割だけ変える”運用方法

一人で抱え込んでいる新人イントラの参考になれば嬉しいです。

noteで詳しく読む →

あわせて読みたい

8割固定だけじゃ、現場は回らなかった——
メニューが決まるようになっても、次にぶつかったのはクライアント対応で心を削られることでした。

仰向けになった瞬間に寝る人。
説明の途中で勝手に動き出す人。
何を聞いても「大丈夫です」しか返ってこない人。

最初は全部、自分のせいだと思っていました。
でも月100本以上現場に出てわかったのは、
こういうタイプは普通にいるということでした。
▸ 新人ピラティスインストラクターが最初に心を削られるクライアント5タイプ|現場で潰れない対応法

パーソナルって、想像以上に孤独です。クライアントの前では平気な顔をしてても、帰り道に「私、この仕事向いてないかも…」って思ったこと、私は何度もありました。

もし今、毎晩カルテを見ながら一人で悩んでいるなら。あの頃の私みたいに消耗する前に、一度”型”を持ってみてください。

新人時代の私みたいに、一人で抱え込んでいる人の参考になれば嬉しいです。

スワン|現役ピラティスインストラクター
スワン|現役ピラティスインストラクター
35歳でIT業界からキャリアチェンジ。月100〜120本のパーソナルレッスンを担当しながら、「新人イントラが潰れない現場の作り方」を発信しています。

メニュー迷子、クライアント対応、孤独、消耗——現場で実際に潰れかけた経験をもとに、理想論じゃなく、“続けられる現場”を言語化しています。

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